ユーフォルビア アンボボンベンシス実生株の成長記録

アンボボンベンシスという長い変わった名前のユーフォルビアを購入しましたのでその成長記録です。

いつもの通り、2鉢めのオベサを購入した時に隣に置いてあったのがこの「アンボボンベンシス」でした。

植欲が止まりません。

ユーフォルビア アンボボンベンシス

アンボボンベンシスはユーフォルビアの小型塊根植物として人気があるのだとか。まぁ、根元の塊根部分や葉っぱの形などかわいといえばかわいいですな。色は地味だけど。

分類:トウダイグサ科 ユーフォルビア属
学名:Euphorbia ambovombensis
原産地:マダガスカル タイプ:夏型

といった植物で、低温には特に弱いとのことで当面は室内育成にならざるを得ないようです。
成長は非常にゆっくりであるものの丈夫な植物だとのことなので最低限の管理でも上手く育つかもしれません。

アンボボンベンシスはマダガスカル原産ですが、現地では元々生息地域が限られていた上に環境破壊、追い打ちをかけるようにあとのことなど考えない園芸家による違法採取が重なり生息数が激減、今ではワシントン条約の付属1に分類されて厳重な保護対象になっているそうです。自然環境にとって最大の敵は結局いつも人間のようです。

購入したアンボボンベンシス、2.5号鉢で高さは5センチ位しかありません。
アンボボンベンシスの塊根部、直径2センチあるかないかという大きさ、貯水能力はあまり高くないという話もちらほら。
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アンボボンベンシスの育て方のポイント

前知識が無かったのでアンボボンベンシスの育て方を調べてみると…。

置き場所

年間を通して適度に遮光した明るく風通しの良い場所が最適。
日光不足や風通しが悪いと細長く徒長してしまうようです。

水やり

成長期は乾燥しすぎないように適度な水やりが必要ですが、水をやりすぎると徒長してしまうこともあるそうです。
秋・冬の低温期は断水気味にしておく。ただし完全に断水すると根の細根が枯れてしまうので適宜用土を軽く濡らすぐらいの水やりは必要。

温度

アンボボンベンシスは低温に非常に弱いため冬は暖かい場所で管理します。おおよそ10℃以上は必要とのことなので日本の冬だと室内一択でしょう。

温度を保っていると落葉しないこともあるので、その場合は少量の水やりは必要。

参照:isia del pescadd

ポイントは適度な温度(15℃以上)・水・日光を与える…温度以外はほぼ他と同じですね。
低温には気をつけなきゃ。

アンボボンベンシス、レアなユーフォルビアらしいので大切に育てていこうと思う。
出来るかな???

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2023年3月23日 今日のユーフォルビア・アンボボンベンシス

アンボボンベンシスを我が家に迎え入れてから早くも1ヶ月が経過しました。
肝心のアンボボンベンシスですが、一時下葉が2〜3枚枯れ込んできてしまい少々焦ったのですが今は落ち着いているようです。
それ以外は特に変化もなく非常に成長が遅いと言われるアンボボンベンシスの面目躍如といったところでしょうか。

ほとんど変化がないように見えるアンボボンベンシス

しかし、よく見ると小さいけれども新しい葉が1枚展開し始めていました。

アンボボンベンシスの成長点から小さな葉が展開してきています。

1ヶ月で小さな葉が1枚だけですが、枯れていないことだけははっきりしました。(^_^;)

生育環境

室内育成してます。
室温:昼間22〜27℃程度・夜間:18℃程度まで下がっています。
水やり2週間に1回くらい。様子を見て適宜あげていますがあげすぎ注意。
光:LEDライトの12時間照射(20,000lux前後)

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2023.6.13 枯れそうなアンボボンベンシス

成長が遅いアンボボンベンシス、遅いなりに新しい葉を展開してくれていたのですがちょっと気を抜いた途端やられました。枯れそうです。

葉が4枚しか残ってない…

新しく展開した葉を含めてどんどんと落葉しはじめ、残ったのは4枚のみと言う有様。
下が枯れ落ちて根元に落ちていた葉の残骸です。8枚分くらいあるようです。

枯れ落ちて根元に転がっていた葉の残骸

こうなってしまった原因ですが、どうも乾燥させすぎてしまったからのようです。小さくても塊根だからと水やりの間隔をあけすぎてカラカラにしすぎました。あわてて水をあげてはみましたが、さて、どうなることやら。

乾燥させすぎはダメみたいですね、アンボボンベンシス。

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2023.7.10 本当に枯れたかと思ったアンボボンベンシス

その後残っていた葉も全て枯れ落ちて丸裸になったアンボボンベンシスでしたが、3日前頃から下の画像のように先端に小さな葉を展開し始めました。

現在は大小各1枚の葉を展開しています。枯れたんじゃなかったんですね、アンボボンベンシス。
今までの経緯を考えると、塊根は持っていてもあまりに乾燥させるのはダメみたいですね。

カラカラに乾燥させるのは避け、常に濡れているというか「湿っている」ような状態のほうがアンボボンベンシスにとっては好ましい環境のようです。

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2023.7.26 葉が3枚展開したアンボボンベンシス

枯れた疑惑のあったアンボボンベンシスですが、なんとか持ち直して葉を展開しています。
前回から15日ほどで3枚の葉を展開、4枚目も顔を出しています。

アンボボンベンシス

水やりはホドホドに、常に湿っている感じを維持するように注意しています。
現状は購入時のままなので植え替えてやろうかとも思うのですが、無理すると本当に枯れてしまいそうでちょっと恐いですね。ということで弱気の現状維持です。

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2023.8.28 1ヶ月で葉が3枚展開

成長が遅いと言われるアンボボンベンシスですが1ヶ月で新たな葉が3枚展開してくれました。
今のところ落ち着いてくれていますが、なにしろ情報が少なくて手探り状態の育成ですので何が起こるかわかりません。観察を怠らないようにしないとイケマセンね。

とりあえず元気そうなアンボボンベンシス

2023.10.3 順調に葉を展開中のアンボボンベンシス

復活したアンボボンベンシス、葉が11枚展開するまでになりました。1ヶ月で3〜4枚の葉を展開してくれています。同時に幹も伸びているような感じです。計ってはいないので感覚ですがね。

水やりは引き続き用土が乾燥してから2日ほどおいて鉢底から吸わせるようにしています。鉢を半分くらい水に浸けて待つこと5秒、これで1時間ほどすると用土の表面まで湿ってくるといった感じです。もともと乾燥を好むアンボボンベンシスですので、水で用土がびちゃびちゃといった状態にならないようにに注意しています。
あと光はLEDライトで12時間、明るさは2400LUX(ちょっと暗いかも)の照射です。
気温が下がり始めていますが設置場所が屋内ですのでとりあえずは問題ないかなと。今の室温は25〜30℃位です。真夏では毎日34℃位にはなっていましたのでやはり秋めいてきたのでしょう。

2024.6.26 今年も葉が落ちたアンボボンベンシス

どうも季節の経過と共に毎年同じ状況になるのではないかとも衣始めている今日この頃です。
アンボボンベンシス、今年も4枚を残し落葉してしまいました。
昨年も6月の初め頃に落葉が始まり、7月始め頃に徐々に復活を始めるといった動きだったのですが、今年も同じような経過をたどりそうです。

葉を4枚残し落葉したアンボボンベンシス

ヒョロッとした姿のアンボボンベンシスですが、6月も終盤になって小さな葉が生えてきています。

中心から小さな葉が生えてきています

去年と時期的にも同じです。おそらく2〜3ヶ月程度で元に戻るのではないかと推測しています。
それにしても大きくは育ちませんね。環境が悪いのか、本当に成長が遅いのか、両方なのかわかりませんが成長はゆっくりです。

2024.7.10 アンボボンベンシスが消滅しました

水をやり過ぎだったのか、アンボボンベンシスが突然のように腐りが入り枯れてしまいました。

一晩で腐りが入ってしまってお辞儀状態になっていました。

腐りの入ったアンボボンベンシス

塊根部分から急に折れ曲がっているように見える部分まで腐ってしまっています。

根元の部分を拡大してみると、塊根分がすでにへこんでしまっていて生気がありません。
最初は乾燥しすぎかとも思ったのですが、水やりの頻度を考えて見るとそうとも思えません。
結局の所、水のやり過ぎということなのでしょう。

塊根部分を縦割りしてみる

ちょっとかわいそうですが、ブヨブヨに腐った塊根部分を縦割りにしてみました。

見事に腐っています。土は湿っていたので根腐れで間違いないでしょう。

水のやり過ぎ、湿度の高い季節、光も足りなかったかなと考えて見ると、ダメダメ育成だったようです。

わが家にお迎えして約1年6ヶ月、あっけない最後でしたが、力不足で天寿を全うさせてやれなかったこと深くお詫びいたします。

またどこかでアンボボンベンシスを見かけたらリベンジ育成してみようかな。

ということで、アンボボンベンシスのページは終了となりました。

合掌

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