今回はアガベ チタノタ「海王」です。
平塚市の土屋にある木村植物園にふらっと立ち寄ったときに発見。
この植物園は多肉系はあまり力を入れていないようでごく一般的なチタノタブルーとかノーネームのオテロイ等しか置いていないことがほとんどです。が、今回はどういった風の吹き回しかネーム付きのアガベ「海王」「シーザー」などなどがいくつか陳列されているではないですか。
多肉は一期一会のことわざどおり、「買うっきゃない!」とばかりに物欲発動、気がついたらかごの中にあったとさ。お会計は奥様が出してくれました。めでたしめでたし!
2024.12.13 アガベ チタノタ「海王」
ネーム付きのアガベにはさほど詳しくはないのですが、いつも実生のノーネームアガベにばかり囲まれているので「海王」といったネーム付きのアガベは至宝のようなもの。とは言ってもまだまだ小さく海王の特徴がでているとは言えませんが。
購入時の画像は撮り忘れたので、植え替え後の海王となります。
入荷後日数が経っていたのかポット内の土は減っていて根元むき出しの状態でした。
現状では横5cm位の大きさで、外見は先に購入していた狼人とほとんど違いが無いように見えますね。子株はこんなものなのでしょう。


アガベ チタノタ「海王」の特徴
「海王」は、アガベ チタノタの中でも特に人気が高い品種の一つです。他のチタノタ品種と比べて、以下の特徴が挙げられます。
特徴

- 鋭く白い鋸歯: 葉の縁に鋭く白い鋸歯がびっしりと並び、その見た目の攻撃性が特徴です。
- 三角形の葉: 葉の形が三角形で、他の品種よりもシャープな印象を与えます。
- 葉のまとまり: 成長に伴い葉の数が増え、株全体のまとまりが良くなります。
- トップスピン: 葉がねじれて成長するトップスピンが顕著で、より攻撃的な見た目を作り出します。
- サイドスピン: 葉が横に広がるサイドスピンも特徴的で、株の幅を広げます。
その他の特徴
- 中国産: 中国で生まれ、「海王」という名前がつけられました。
- 人気品種: マニアの間ではすでに人気があり、市場に出回る数は多くありません。
- 成長が遅い: 成長が遅いため、中株以降にその美しさが際立ちます。
- 高価: 希少性から、他のチタノタ品種に比べて高価な傾向にあります。
「海王」の魅力
「海王」の魅力は、その独特のフォルムと荒々しい美しさにあります。他のチタノタ品種とは一線を画すその姿は、コレクター心をくすぐります。また、成長とともに姿が変化していくため、その変化を観察するのも楽しみの一つです。
注意点
- 生育環境: 他のアガベと同様に、日当たりと風通しの良い場所で管理しましょう。
- 水やり: 過湿に弱いため、水やりは控えめに行いましょう。
- 耐寒性: 寒さに弱いため、冬は暖かい場所で管理しましょう。
まとめ
アガベ チタノタ「海王」は、その独特のフォルムと荒々しい美しさが魅力の品種です。成長が遅く、高価な品種ですが、その魅力に惹かれるコレクターも多いようです。
疑惑はつきまとうが…
疑惑というと大げさですが、これは本当に「海王」なのか疑惑ですね。
子株から育てていくうちに「海王」とは似ても似つかない姿になる可能性もあるので、変化を楽しみながら育てていきたいです。アガベであることに違いは無いので…。

・完全室内育成
・LED照明12時間照射(2万ルックス程度)
・室温25〜30度
・水やりは適宜
2025年1月15日 1ヶ月経過したアガベ チタノタ「海王」
1ヶ月経過しましたが、あまり変化はありません。室内育成とはいっても夜はそれなりに室温が下がってしまうことが影響しているのかもしれません。


1月前と比べると、葉が少し大きくなっている以外は変化無しですね。ただ、根張りはしっかりしてきたのか株を押してもグラつき感はありません。
2025年2月24日 お〜、アザミウマに食われた(;_;)
順調に成長をつづけていた海王でしたが、油断したすきに中心部がアザミウマ?の食害を受けてしまいました。ガ〜ン!!

斜め上から見た限りでは変化というか異常は見られないのですが、上から見ると…

成長点のあたりが変色しているし傷が付いてるのがわかります。
拡大してみるとよりハッキリと…傷ついてますね。

ちょっと向きを変えてみると

中心部のこれから展開しようとしていた葉が痩せていじけちゃってます。
心当たりというか大元は、おそらく「小島白刺」だろうと思う。
まずこの小島白刺が虫にやられた(購入時に既に取り憑かれていたみたいです)ので殺虫剤「花いとし」をかけたのですが、既に伝染していたというかなんというか遅かったみたい。
実を言うとこの他にもアガベ マルガリータも虫にやられて無残な姿になってしまいました。こいつは成長点が真っ黒に見えるほど食われていましたよ。

さて、まだまだ小さな海王ですので手術というわけにもいかず、ただ様子を見守ってるというのが現状です。
枯れるようなそぶりはありませんが、どうなることやら「海王」
続きます。
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