アガベ ホリダ(Agave horrida ssp. horrida)の育て方と成長記録

アガベ ホリダ(Agave horrida ssp. horrida)

アガベ ホリダも実生から育てています。

ホリダは鋸歯が大きめでスッと伸びた葉がカッコいいですね。大好きなアガベでもあります。

種子の購入先

アガベ ホリダの種子はヤフーオークションで落札したものです。

20粒で落札額2,200円でした。

ちょっと高いかなぁとも思ったのですが、ホリダの種子はあまり見かけないので(ホリダ ペロテンシスの種子はちらほら見かけますが)”まっ、いいか!”とばかりに入札参加。結果として上記落札額で我が手に落ちました。

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発芽率

到着したアガベ ホリダの種子はすぐに播種しました。5月15日だったと記憶しています。

アガベの場合はだいたい播種2日目頃から動きを見せ始め、1週間ほどで発芽し終わることが多いような感じですね。

播種後1週間を過ぎるとまず発芽しないなぁというのが自分の経験則となっています。
人それぞれ播種のやり方があるでしょうから結果も変わってくるとは思います。単なる一例ですね。

落札したホリダの発芽率ですが、20粒まいて発芽したのは9粒でしたので発芽率は45%という結果です。

この発芽率が高いのか低いのかわかりませんが、約半分発芽しているので良しとしましょう。

発芽率に影響するのは種の新鮮さ

幾種類かアガベの播種をしてきたつたない経験で感じたことですが、発芽率にもっとも影響するのは「土」や「腰水」などではなく「種の新鮮さ」ですね。これは強く感じています。

古い採取から時間が経った、保管の状況が悪かったなど新鮮さを失った種は播種時にどんな好条件を作ってやっても発芽しないことが多いです。頑固なまでに発芽しないですね。
以前にホリダ ペロテンシスの種子を購入して播種したのですが、発芽率0%で全滅だったこともあります。

種の新鮮さは購入してみて発芽させてみないとわからない類いのものですので祈るような気持ちでアガベの種子を購入しています。”新鮮だといいな〜”みたいに…。

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2022.8.8 実生から約3ヶ月後

このホリダも今のところ屋内(室温26〜30℃)・腰水・植物育成ライト12時間照射で育成中となっています。

実生した苗は、ある程度育つまではと思ってほとんど室内で育成してます。狭い部屋で窮屈なんですが、今の季節外は暑すぎるので実生苗にはきつすぎるかなというのが理由ですね。

小苗が9本ですが、左側の下2本はなんとも弱々しい感じです。このまま消滅してしまうような感じでもないのですが大きく育ってくれるかというとちょっと??です。

播種後3ヶ月でここまで育てば「よく育ってくれた」という感じなのでしょうか。

下の画像は9本のうち一番育ちの良さそうな苗のアップ画像です。左側の鉢の真ん中にある苗ですね。
種まきから発芽してまだ3ヶ月ほどで幅4.5センチ位に育っています。

それにしてもコケだらけだな
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アガベ ホリダの基本情報

学名 Agave horrida
和名 アガベ・ホリダ
科名 キジカクシ
属名 アガベ
種名 ホリダ
自生地・分布 メキシコ
形態 多年草
成木 60-90cm
耐寒性(Cold Hardness) 9b: -3.9℃まで (USDA Hardiness Zone 9b: -3.9℃ to -1.1°C)
耐暑性(Heat Hardness) 11a: +7.2℃まで (USDA Hardiness Zone 11a: +4.4℃ to +7.2°C)
日照 好日性 (Full sun)
花の色 黄色(Yellow)
開花時期 9月-11月
かかりやすい病害虫 カイガラムシ 【主な防除剤薬剤】オルトラン,スミチオン,カルホス,冬期は石灰硫黄合剤
※参照:OCEANSIDE GARDEN INC.

アガベ・ホリダの育て方のポイント

いろいろと調べてみた覚え書きです。

用土

水はけの良い土を使用します。市販のサボテン・多肉植物の土でも良いです。
ピーコはあまり考えずに軽石・赤玉土・鹿沼土を同量づつ混ぜたものを使用しています。単純な配合ですが支障が出たことはありません。

置き場所

ホリダに限らずアガベ類は日光と乾燥を好む植物です。出来る限り日当たりと風通しの良い場所に置くようにする。

水やり

アガベの成長期である春から秋にかけては用土が乾燥してから4〜5日後にタップリと水やりを行うと良い。受け皿を使用している場合は受け皿にたまった水は残さず捨てるようにします。
定期的に水やりを…というより、用土の乾燥状態を見て判断した方が良いようです。

寒く日差しが弱い冬季は断水気味に管理します。水をあげるとしても晴天が続きそうな日にほんの少し湿らせる程度の水にとどめます。

肥料

アガベの生育期に当たる春から秋にかけて緩効性の肥料を与えることが多いようです。とはいっても肥料を与えなくても大丈夫ですけどね。
冬は気温も下がり休眠気味になるので肥料は与えません。

温度

暑さには強いが多湿には弱い。日本の夏のような高温多湿は苦手なようです。特に梅雨期のジメジメには注意します。またアガベは意外と寒さにも強いので冬の屋外でも育てることは可能です。ただアガベによって耐寒温度は変わりますのでよく調べて対処する必要があります。
ホリダの場合はあまり寒さに強くはないようですので、気温が5℃を下回りそうな場合は屋内に取り入れた方が安全でしょう。霜にも当てない方が良いです。

アガベ ホリダの耐寒性

アガベ・ホリダは寒さにも強い植物で冬も屋内でなく屋外でも育てることは可能です。
アガベの中には-20度位まで耐えられる品種もあるようですが、アガベ・ホリダの場合は-4℃程度が限界という情報も見受けられます。ですので余裕を見てマイナスにならない場合に留めておいたほうが良いでしょう。
基本的には5℃以上が適温と言われているので、あまり無理せず、屋外が5度以下になるような時は室内に入れてあげたほうがよいと思います。

アガベ ホリダの成長速度

種まき実生で6ヶ月たつと下の画像のように葉を6〜8枚展開する程度には育ちます。
生育条件の上手い下手でも差が出てくるのでしょうが、実際に育てていると「まぁ、アガベの中ではごく普通かな?」といった感想です。アガベ オテロイやユタエンシス、笹の雪などよりも成長は早い感じがします。

参考サイト
サボテン,通販,販売リリイ・アネラ(https://www.lily-anela.com/page/2)
みんなの趣味の園芸(https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_p_cactus_detail&target_cactus_code=261)

2022.12.2 種まき後6ヶ月半のアガベ・ホリダ

早いもので種まきから半年以上が過ぎました。暑い夏も無事に乗り切り植え替えにも耐えスクスク?と育ったホリダの現在の姿です。

9株発芽したのですが小さかった2株は残念ながら途中で脱落、残り7鉢が成長中です。

6株だけ撮影してみました。

植え替え後は屋外で育てていたのですが、12月になり大分寒くなってきたので屋内に取り込み植物育成ライトで育てています。

屋内(室温20〜25℃)・腰水・植物育成ライト12時間照射で育成中

2023.5.15 種まき後12ヶ月経過したアガベ・ホリダ

早いものでホリダの種を巻いてから12ヶ月・1年も経ってしまいました。
肝心のアガベ・ホリダはというと下の画像のように7鉢全て脱落することもなく成長中です。
暖かくなってきた4月ごろから屋外で日光浴をさせているのですが、直射日光に当てていたら光が強すぎたのか葉が赤くなってしまいました。日陰に移して10日程の経過で赤みも取れて元通りになりました。
急に日光に当て過ぎたのかな?とも思うのですがどうなんでしょうかね?
LED照明でも葉が赤くなったことがありますからそういうモノなのだろうか。わからん。。。

画像のように6ヶ月の経過でかなり大きく葉数も増えているのがわかります。
大きめの株を抜き出して寸法を測ってみました。鉢がプレステラ90ですから見ただけで寸法は大体わかるのですが念のため定規で測ってみると、長手で9センチほどありました。1年で9センチですね。
一番小さい株は5センチくらいしかないですね。

ホリダの成長速度はこの程度で平均的なのかはわかりませんが「成長しているからまぁいいか!」といったところですね。

2023.10.4 種まき後17ヶ月経過したアガベ・ホリダ

10月の陽をいっぱいに浴びているアガベ・ホリダです。
種まき後17ヶ月、7株とも小さいものは小さいなりに大きいものはさらに大きく成長してくれています。
さすがに真夏の酷暑では成長はほとんどしませんでしたが、10月になり気温も下がり秋めいてきたせいかなんだか活き活きとしてきたようです。

大小色々ですが、大きい鉢が直径10cm、小さい方は直径8cmなのでおおよその大きさがわかると思います。実生だけあって大きい株小さい株、葉の長い株などなどいろいろで見ていて面白いです。

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