アガベ・チタノタ「白鯨」を購入しました。その発根管理から始まる成長記録です。雷神・ホワイトエッジに続いて今度は白鯨です。懲りないなぁと自分でも思います。
2023.12.21 アガベ・チタノタ「白鯨」購入
購入したのはアガベ・チタノタ「白鯨」1株。小さな子株ですが巷で言うところのベアルート株です。
白鯨の発根管理
ベアルート株ですので根は付いているがほとんど役立ちそうにありません。新しい根を発根させてやる作業「発根管理」が必要です。
発根管理ですが、王妃雷神錦の子株を発根させたことはありますがこの時は親株から取り外した子株を用土の上に突き刺して置いただけでとてもじゃないが「発根管理」などとは恥ずかしくていえませんわ。この時は子株が新鮮だったせいもあり程なく発根、今も元気に成長中です。
アガベの発根管理には「土耕」「水耕」などなどあるようですが、今回は最近流行らしい「水苔」を使った発根管理をやってみることにします。
白鯨・子株の下準備
下準備と言ってもやることは余りありません。役に立たない不要な根と枯れた下葉を削除し綺麗にしてやるだけです。
水苔の用意
以前使った水苔が残っていたのでそれを使用しました。
小さな鉢に水苔を入れて熱湯を注ぎ消毒します。冷めるまでに水苔も柔らかくなるでしょう。
そのあと小さな容器にメネデールを適量混ぜた溶液を入れさらに鉢をいれます。
下の画像のように腰水をするような状態になります。これでうっかり乾燥で枯らしてしまうのをかなり防げるでしょう。
白鯨の子株を水苔に植える
あとは白鯨の子株を水苔に植えるだけです。こんな感じです。
小さい株なので支えが無くても自立してくれるので手間がかからずありがたい。
この状態で水を交換しつつ発根を待つことになります。うまくいけばいいのですがね。
夜間はペットボトルをかぶせる
アガベの場合、夜間は葉の気孔が開き蒸散が始まるので水分が足りなくなってしおれてしまうのを防ぐためにペットボトルをかぶせておきました。効果があるのかは不明です。
とまぁかなり適当な発根管理ですがこんなやり方で根が出るのか半信半疑で楽しんでいます。
なんとなく大丈夫じゃね?と思っている自分もいます。(^Д^)
最後の謎
残ったどうしようもない問題が1つ。
この株本当に白鯨なの???
こればかりは販売者を信じるしかありません。半年・1年たって結果がでるでしょう。
あっ、購入したのは「メルカリ」です。安かった。
アガベ白鯨の特徴
今後のためにアガベ・チタノタ「白鯨」の特徴を調べてみました。
アガベ白鯨は、その独特の外観と堅牢な生存力から、多肉植物愛好家や庭のデザインに興味を持つ人々に人気があります。以下がその主な特徴となります。
- 形状:アガベ白鯨の葉は幅広で、中心に向かって成長し、コンパクトな球状のフォルムを作り出します。この肉厚な葉がボール状に密集して成長することで、見た目にも魅力的なエレガントな外観を持つことが特徴です。
- 棘:真っ白で厳つい特徴的なうねりのある鋸歯を持ちます。
- 原産地:元々は日本で生まれた植物で、現在は多くの白鯨が台湾からの輸入株になっています。
- 成長速度:白鯨は成長速度もアガベの中では早い品種で、小さい株から育てて成長の過程を楽しむことができます。
- サイズ:サイズはあまり大きくならないですが、小さくても十分な鑑賞価値を持つため、コレクターも数多く存在する品種です。
これらの特徴から、アガベ・チタノタ「白鯨」は多肉植物の中でも特に人気があります。
育てる上でのポイントとしては、通年で光をたっぷりと当てることが推奨されています。光をたっぷりと当てることで、出てくる葉が厚みを増し鋸歯やトップスピンがどんどん強烈になっていきます。
また、冬の間もLEDライトなどを使ってしっかりと光を当て続けることで、春に出る葉の迫力が断然変わってきます。これらの特徴と育て方のポイントを踏まえて、アガベ白鯨の魅力を最大限に引き出すことができます。
アガベ・白鯨の偽物を見分けるポイント
アガベ白鯨の偽物に注意するためには、以下のポイントを把握することが重要です。
- 形状:本物のアガベ白鯨はボール状に育つことが特徴です。葉が密集して中心に向かって成長し、コンパクトな球状のフォルムを作り出します。
- 他の種類:アガベ白鯨と名前が付いていても別のタイプのアガベである可能性が高いです。例えば、夕映系の白鯨はボール状には育たず、葉が反り返る特徴があります。
- 斑入りの白鯨:白鯨では入らない『斑』が入っているものは白鯨ではないことがほとんどです。
- 購入先:信頼性のある販売者から購入することをおすすめします。オンラインプラットフォームでは出品者の評価やレビューを確認することができます。
- 子株の状態:子株の状態では判断が難しいため、ある程度大きくなったものを買うのがおすすめです。あまりに低下価格な子株は用心した方が良いでしょう。
これらのポイントを把握し、情報収集と確認作業を欠かさないようにすることで偽物に騙されることを防ぐことができるでしょう。また、購入する前には、アガベ白鯨の特徴をよく理解しそれを確認することも重要です。そういった注意を払うことで、本物の美しいアガベ・チタノタ「白鯨」を手に入れることができるでしょう。
2023.12.27 アガベ・チタノタ「白鯨」発根管理6日目
白鯨の発根管理ですが6日経過しました。外見的には成長したと入った変化は全くありませんが、葉がしおれてシワが増えてくるなどといった劣化も見られません。
はたして根は出ていたりするのでしょうか?
白鯨を水苔から抜いてみると…
念のために一度白鯨を水苔から抜いて発根を確認してみます。
水苔からそ〜っと抜いてみると…
おおっ、小さな白い根が顔を出しているではありませんか。
うれし〜〜〜〜い!
冬なので昼間は暖房を入れて25℃位を維持してはいますが夜間は15℃程度まで下がってしまうのでうまくいくとしても発根まで時間がかかるのではと思っていたのですがうれしい誤算でした。おまじないとして使っただけなのですがメネデールの効果なのかもしれません。
とは言ってもまだまだ小さな根なので水苔に埋め戻しておきました。あと少しこのまま育ててから鉢あげということになりそうです。
2024.1.4 白鯨を鉢上げする
あけましておめでとうございます
新年早々ですが、アガベ・チタノタ「白鯨」の鉢上げをしてみます。長期間の水耕(と言っても2週間ほどですが)を続けるのもどうかと思うし発根しているのだからもういいだろうと言った根拠の無い理由で鉢上げを敢行しました。
白鯨の発根していた根はどうなった?
肝心の白鯨ですが、発根のために水耕を始めてから14日が経過しました。発根していた根はさらに成長しているのでしょうか。
白鯨君、外見的には変化がありませんが…
鉢から抜いてみると…
前回確認したときとは比較にならないくらい伸びているし、新たに根が1本増えていました。
白鯨を鉢に植え込みます
これだけ根が出てくれていれば鉢に植え替えて土耕という環境に変わってもなんとか成長してくれるでしょう。という期待を込めて植え替えです。
鉢は今回も3Dプリンターで作成した寸胴なスリット鉢を使ってみます。直径80mmくらいですのでちょうど良い大きさかと思います。受け皿付きです。
この鉢にいつものように白鯨を植え替えてみたのが下の画像です。
あとは多めに水をやりながら様子を見ていくしかありません。水耕で発根した根と土耕で発根した根は性質が違うとも聞いていますが、どうなんでしょうかね??
2024.2.22 鉢上げから1ヶ月半経過したアガベ・チタノタ「白鯨」
鉢上げ時と比較すると葉数も増えてひとまわり大きく成長した白鯨君です。
まだまだ小さいので白鯨の特徴はほとんどでていないようですが、成長だけは順調なようです。
真上から見ると成長の具合が良くわかります。鉢上げには5枚だった葉が6枚になってますね。
育成環境ですが、完全室内育成でLEDパネルライト(20000ルックス程度)12時間照射、水やりは適宜、扇風機にて24時間風を当てています。これはハデスもシーザーも皆同じです。
同じ場所に置いてあるんですから当然そうなりますわな。
2024.6.21 今日の白鯨
発根管理を始めてから半年くらい経過しました。
白鯨君はどうなっているかというと、結構成長していました。
2月22日と比べると葉数も増えてひとまわり大きくなっているのがわかります。
2024.8.16 今日の白鯨
2ヶ月で更に一回り成長した「たぶん白鯨」です。
上から見ると鉢がほぼ見えなくなってしまいました。
以後も続きます。
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