アガベ マクロアカンサ(Agave macroacantha)実生からの成長記録・育て方

アガベ マクロアカンサ

アガベ マクロアカンサ(Agave macroacantha)

細くて固い葉っぱでいかつい黒いトゲが特徴のアガベ・マクロアカンサ(Agave macroacantha)の成長記録。

スッとのびた細めの葉先に鋭いトゲがカッコいいアガベです。
こういったスッキとした感じのする容姿のアガベが好きなのかもしれません。

種子の購入先

マクロアカンサの種子はSeed Stockさんで購入しました。

10粒で350円とアガベの種子の中ではお手軽価格でした。

アガベの種子を購入するのは

の3カ所です。

探せばまだ見つかるのかもしれませんが上記3店で不自由はないので便利に利用させてもらっています。

発芽率

マクロアカンサの種子を播種したのは5月7日頃でした。やはり播種2日目あたりで動きが出始め3日目からしっかりと発芽し始めました。

発芽率ですが、10粒まいて発芽したのは4粒でしたので発芽率は40%でした。

また発芽した苗はすべて育っています。

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2022.7.31 実生から約3ヶ月後

この怒雷神も今のところ屋内(室温26〜30℃)・腰水・植物育成ライト12時間照射で育成中となっています。

マクロアカンサも笹吹雪などと比べると成長が早い方だと思います。怒雷神ほどではありませんが、特別なことはしなくてもしっかりと育ってくれています。

このマクロアカンサも現状の2.5号プラ鉢では手狭になってきているので植え替えを検討中です。
季節的に猛暑の時期なので(本当に暑いですね)暑さも和らぐ9月中旬以降にしようかなとは考えています。

マクロアカンサ
下から細い根が飛び出ています。

下の画像は4本のうち一番育ちの良さそうな苗のアップ画像です。
種まきから発芽してまだ3ヶ月ほどで幅4.5センチ位に育っています。

マクロアカンサ

それにしてもアガベの子苗は成長した姿とは似ても似つかぬものですね。

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2022年8月15日 マクロアカンサを植え替えしました

実生から3ヶ月半、マクロアカンサも葉数もふえ大きくなってしまいました。 怒雷神と同じく2.5号プラ鉢で複数株を育成するには手狭になってきたしコケも増えて手に負えなくなってきたので植え替えを敢行しました。

植え替えに必要な材料

特別なものではありませんが、植え替えに必要なのは

  • 新しい鉢(3号プラ鉢)
  • 用土(種まきと同じ配合)
  • 軽石中粒(鉢底石の代わり)
  • マグァンプ(肥料)
  • オルトラン(害虫よけ)

といったいつものやつです。

植え替え手順(ここは怒雷神と同じです)

植え替え手順ですが、新しい蜂に用土を入れて苗を取り出し新しい鉢に植えるだけです。

鉢の用意

鉢は3号の白くて四角いプラ鉢をつかいました。 100円ショップダイソーで購入したもので3個100円と大変にリーズナブルな鉢です。 ちょっと深めで使いやすい面もあります。

ダイソー 3号プラ鉢

鉢に軽石中粒を底からセンチほど入れる

鉢底石の代わりなので、入れる量は適当に鉢底の穴が隠れるくらいでいいでしょう。

用土を2センチ位追加

軽石の上から用土を2センチほど追加して入れます。

肥料と農薬の追加

入れ終わったら害虫予防にオルトランと緩効性肥料マグァンプを適量(ひとつまみくらい)追加します。

白い粒がマグァンプ中粒、それより小さく細長く見えるのがオルトラン

更に用土を適量追加で入れます。

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マクロアカンサの苗を取り出す

マクロアカンサの苗を古い鉢から取り出します。 こちらも土が固まったようになっていたりして手こずったのですが、細い根を傷つけないようにゆっくりと慎重にやりました。

取り出した苗4株が下の画像です。怒雷神と同じく根もしっかりと伸びていて健康そうにみえます。

マクロアカンサ
やはり根がしっかりと伸びていると苗も大きいです。

新しい鉢に植えていく

1鉢に1株ずつ植えていきます。 苗を鉢に入れて位置と高さを確かめながら用度を足していきます。 用土を入れたら竹串などで軽くつついたり、鉢をトントンとたたいて用土を落ち着かせます。 最後に化粧石の代わりというか軽石の小粒を一番上に薄く追加します。 一連の作業を終えたのが下の画像です。

こちらも植え替えの途中で気が変わって、大きい苗2株はちょっとしゃれた鉢(といってもプラ鉢)に植えてみました。 植え替えのあとは水をジャバジャバかけて用土の中の微塵を洗い流しておきます。

植え替えたマクロアカンサ
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当面は腰水で維持です

8月半ばで酷暑が続いています。 いきなり腰水を止めてうっかり乾燥させてしまうとマクロアカンサの方が対応しかねて枯れてしまいかねません。怖いので当面は腰水を続けていきます。

気温が落ち着く9月中順頃になったら徐々に腰水から卒業と言うことになりそうです。

マクロアカンサの育て方・注意点

  • マクロアカンサは日本の春・秋のような昼夜の温度差がある気候を好みます。
  • 夏期の高湿度が苦手なので、日当たりと風通しの良い場所で乾燥気味に育てます。
  • 寒さには比較的強いものの最低気温が0℃を下回るようなら室内に移動させるなどの処置が必要です。

マクロアカンサは湿潤より乾燥を好み、耐暑性はあるものの耐寒性は弱いと考えた方が間違いないようです。注意しなければいけませんね。

2アガベ マクロアカンサの基本情報

学名 Agave macroacantha
和名 アガベ・マクロアカンサ
別名 スピンアガベ
科名 キジカクシ科
属名 アガベ
種名 マクロアカンサ
自生地・分布 メキシコ:オアハカ州・プエブラ州
形態 多年草
成木 45-60cm
耐寒性(Cold Hardness) 9a: -6.7℃まで (USDA Hardiness Zone 9a: -6.7℃ to -3.9°C)
耐暑性(Heat Hardness) 11a: +7.2℃まで (USDA Hardiness Zone 11a: +4.4℃ to +7.2°C)
日照 好日性 (Full sun) 〜半日陰性 (Half-shade)
花の色 濃い赤色(Dark red)
開花時期
かかりやすい病害虫 カイガラムシ 【主な防除剤薬剤】オルトラン,スミチオン,カルホス,冬期は石灰硫黄合剤
※参照:OCEANSIDE GARDEN INC.
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2022.11.18 実生から7ヶ月のアガベ・マクロアカンサ

8月15日に植え替えてから3ヶ月経過したマクロアカンサがどうなっているかというと、夏の暑さにもめげず成長してくれました。

上の画像2枚と8月15日の画像を比べると葉数も増えてかなり成長しているのがわかります。
とはいえやはり成長は遅いですね。親株になるのはいつのことやら…。

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2023.1.18 実生から9ヶ月のアガベ・マクロアカンサが葉焼け

実生から9ヶ月、8月15日に植え替えてから5ヶ月経過したマクロアカンサがどうなっているかというと、冬の寒さを避けるため屋内に移動させたことと、室内育成の光量不足を補うためLEDライトを使用しています。

まさかの葉焼け!

LEDライトについてはアガベの室内育成に必要不可欠・パネル型植物育成LEDライトに詳細がありますが、このマクロアカンサもその恩恵にあやかっているはずでした。
これで光量不足ともおさらばだな!などと高をくくっていたのですが、まさかの葉焼けを起こしてしまいました。

マクロアカンサは今のところ4鉢所有していますが、1鉢だけひどい葉焼けになってしまいました。

葉焼けの被害が著しいマクロアカンサ

展開した葉が3枚、しおしおにへたれています。幸いなことに成長点付近は異常が無いようなので、時間をかければ元に戻ってくれるだろうと期待していますが、どの位時間がかかるのでしょうかね?

葉焼けを免れたマクロアカンサ

残りの3鉢はなんとか被害は免れたようでホッとしています。

しかし同じマクロアカンサでも並べてみると見た目がかなり異なっていることがわかります。
成長の早い遅いは当然ですが、短めで太めの葉、3枚目の画像ようにビヨーンと伸びた長くて細めの葉などそれぞれ特徴を持っています。実生のあるあるなんでしょう。

1鉢だけ葉焼けした原因

4株のうち被害を被ったのは1株だけだった原因ですが、この葉焼け鉢だけLEDパネルの中心付近に置いてあったせいだと考えています。

パネル型で広範囲に光を当てることができるといってもやはり周辺部の光量は中心部よりも減ってしまいますので、周辺に置いてあった3鉢は助かったというわけです。
こう考えると光量に対する反応も結構微妙なものがあることがわかります。
水やりの頻度や室内温度なども複雑に絡み合って順調に育ったり葉焼けしたり徒長したりするのでしょう。

LEDライトでも葉焼けに注意

ということで日光不足の補助として考えられることのおおいLEDライトでも条件によっては簡単に葉焼けを起こすという、あまり経験したくない悪い例でした。
一番迷惑したのはアガベ・マクロアカンサですよね…。

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2023.10.23 実生から18ヶ月のアガベ・マクロアカンサ

実生から18ヶ月、1年半経過したマクロアカンサの姿です。

4株とも元気に成長していますが、礼の葉焼けした1株は今のところちょっと気の毒な姿をしています。

上の2株はマクロアカンサらしい姿形になりつつあります。まぁ、順調に成長していくれています。

この株はやけに葉が長く大きくなってしまいました。大味ですよね。しょうがないので一回り大きな4号鉢に植え替えてあります。もっと葉数が増えてくれれば貫禄も出るのでしょうが、今のところ「なんだかね?!」といったところです。

これは例の葉焼けしてしまった株です。ひどい葉焼けだったのでいまだに無残な姿をさらしています。

葉焼け部分のアップです。一度は焼けすると時間の経過と共にこんな風になってしまうんですね。

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