アガベ ユタエンシス ネバデンシス、アガベ ユタエンシス エボリスピナときて今回は無印のアガベ ユタエンシスの成長記録です。
ユタエンシス、ネバデンシス、エボリスピナの違い
アガベ チタノタと人気を二分するのが、ユタエンシス系の各種です。人気があるんですね。
アガベ・ユタエンシスの仲間は、アメリカ合衆国南西部の広い範囲に分布しています。
産地によって様々なタイプがあって、
- ユタエンシス(Agave utahensis)
基本種である「ユタエンシス」は、その名のとおりユタ州に分布する型で、葉色が濃色で、刺はあまり長くなりませんが漆黒。ロゼットはよく詰まっており、マッシブです。 - ユタエンシス・ネヴァデンシス(A.utahensis var.nevadensis)
葉先の刺が長く、先端部が焦げたように黒く、まっすぐ天を突くような威容を誇っています。 - ユタエンシス・エボリスピナ(A.utahensis var.eborispina)
Ivory-spined agave の名もあるように、刺が白い、というのが最大の特徴です。この型は、葉先だけでなく、葉縁の刺も白く幅広く、ギザギザとサメの歯のようによく目立ちます。ときには刺の先端が螺旋状にねじれる「陽炎」と呼ばれるタイプもあって珍重されています。 - ユタエンシス・カイバブエンシス(A.utahensis ssp.kaibabensis)
最も葉幅が広く刺が短いタイプ。国内ではあまりみかけることはありませんが、中にはまったく刺がない面白いタイプもあってとても魅力的なものです。
基本種であるユタエンシスと、3つの亜種変種、あわせて4つの型が学名として認められています。
ユタエンシスは基本種なんですね。
ユタエンシスの種子購入
人気のユタエンシス、種子の購入は今回もお馴染みのSeed Stockさんで購入しました。
5月28日に購入しているので3ヶ月前と言うことになります。
価格は10粒で450円とお手頃価格。(おまけ入りで12粒だったみたい)
ユタエンシス エボリスピナの種子は入荷すると間を置かず売り切れてしまうのですが、ユタエンシスは今(8月31日)も販売中です。無印ユタエンシスは人気もイマイチなのでしょうか。
価格もエボリスピナは10粒で2,200円と無印ユタエンシスの5倍近いところからもその人気の差がうかがえます。
2022.8.31 ユタエンシスの種まき後3ヶ月の状態
種まきの写真は撮り忘れたので、種まき後3ヶ月の状態を写真で記録しておきます。
発芽率は12粒蒔いて6粒が発芽しているので発芽率50%といったところです。また、発芽した苗で徒長で脱落したものはありません。
育成環境は、屋内(室温28〜33℃)、腰水、植物育成ライトにて成長中です。
ユタエンシスは鉢の表面にコケは生えていませんが鉢底から根が飛び出てしまっているので、近いうちに植え替えてあげようと考えています。
植え替え後は腰水を徐々に止めて屋外育成に切り替えようと考えています。
ユタエンシス系は成長が遅いようなので親株になるには何年かかるやら、ピーコの方が先にあの世に行っちゃったりして…。考えると笑えます。
2022.10.22 ユタエンシスを植え替えしました
いや、植え替えしてから1月くらい経つのですが今更の記録です。
同じプレステラ90に1株ずつ植え込んでいきました。
成長期だったせいかかなり葉数も増えて順調に成長しているように見えます。
水やりですが、いまだ小さい子株で水切れが怖いので乾燥して軽くなったと感じたらタップリとあげるようにしています。
日当たりは晴天の日は10月の直射日光をガンガン当てていますが葉焼けする気配はありません。大丈夫なようです。
このユタエンシスですが寒さには強いようなので屋外でこのままの状態で冬越しになります。
2022.11.24 植え替えから2ヶ月のユタエンシス
植え替えから2ヶ月程経過したアガベ・ユタエンシスです。
1ヶ月で葉が1枚展開したかな?といった感じです。
ユタエンシス系は成長が遅いですね。
11月も後半になっているのですが暖かい日が続くこともあって水やりも乾燥の度合いとお天気を見計らいながらタップリとあげています。今のところは根腐れなども起きず順調のようです。
2023.6.13 植え替えから8ヶ月のユタエンシス
早いものでアガベ・ユタエンシスも種まきから8ヶ月ほど経過しました。
現状のユタエンシスはと言うと…
位置が変わっているので比較しにくいのですが、前回の画像と比べると成長はしています。
半年でこんなもんか??と言う感じもしますが、脱落者も出さずに成長しているのは嬉しいですね。
上の画像は5鉢で「1鉢減ってるじゃねえか!」と思われるかもしれませんが、一番成長していた株を別の大きめの鉢(3号)に植え替えてみました。
これです。
3号鉢とほぼ同じ大きさなので9センチくらいにはなってます。
もう少し葉数が増えてくればよりユタエンシスらしくなってくるのではと、ちょっと期待しちゃうな。
他の株もそろそろ植え替えてやった方が良さそうです。
2023.9.25 ユタエンシスの植え替え
猛暑だった夏も一段落したようでこれからはアガベの植え替えの季節ですね。
無理にやる必要はありませんが、プレステラ90に鎮座しているユタエンシスは鉢底から根が飛び出たりしている状況もあるし今後冬まではアガベが成長する季節に当たるので植え替えることにしました。
6株のうち1株はすでに植え替えは終わっているので残りの5株の植え替えになります。
実生のユタエンシスなので、たった5株でも大きさに随分と違いがあります。同じ場所で同じように光を当てて水もやっているのに成長に差が出てくるのは見ていて面白いです。
では植え替えていきましょう。
鉢から抜いて土を落としてみたところ、まぁまぁ根がまわっています。やはり育ちの良い大きめの株は根も多く小さく育ちの遅い株は根も少ないといった感じです。
枯れた下葉を取り根を整理します。
ちょっと根を整理しすぎたかもしれません。大丈夫でしょうか???
あとはいつものように鉢に植え替えて終わり。
できたのはこんな感じです。
これで発芽後1年3ヶ月のユタエンシスです。鉢の直径が8センチほどですから大体のユタエンシスの大きさがわかると思います。ユタエンシスの成長速度は遅いですね。
そうそう、最初に植え替えをした1株、比べてみると一回り大きくなっていました。
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