アガベ・チタノタ「ハデス」の子株購入と成長記録

アガベ・チタノタ「ハデス」の子株を通販で購入しました。そのハデスの発根管理から始まる成長記録です。アガベ・チタノタ「白鯨」に続いて今度はハデスです。さらに懲りない奴だなぁと自分でも思います。

2023.12.27 アガベ・チタノタ「ハデス」購入

購入したのはアガベ・チタノタ「ハデス」の子株(カキコかな?)1株。

アガベ・チタノタ「ハデス」は長いトップスピンと鋭い鋸歯が特徴の高級種で成長するにつれスピンが長くうねってくること・葉幅が広く副刺や鋸歯が薄くて平たいことが特徴なのだそうです。期待は高まりまくります。

ペットボトルで登場

第4種郵便は中身が見えないとまずいそうで、そのせいかこのハデス君の子株はペットボトルに入れられて登場しました。なるほどなるほど、中身がまるみえだわ。

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根っこが無いハデス

白鯨は曲がりなりにも「根」が付いていましたがこちら「ハデス」は根無しの子株「カキコ」はたしてうまく育てることができるのか、まずは発根ですね。

アガベ・チタノタ「ハデス」の子株
「ハデス」の子株
子株の裏面

このハデス君、かなりお安く販売されていたのですが「安いのには訳がある」のが世の常、ちょっと傷みがあるそうで「ご承知おきください」とのことでしたが「まぁ発根ぐらいするだろう」と軽いノリで購入。
到着したハデス君の子株をよくよく観察してみましたが、外側の2枚の葉がほぼ枯れているくらいで大きなキズも無く「これだったら大丈夫じゃね?」とひと安心しました。

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ハデス君の発根管理

根も無いハデス君ですが一応下準備ということで、枯れた下葉2枚を取り除きキレイにしてやりました。ついでに根元もカッター(消毒済み)で少し切除してキレイにしてやりました。これが吉と出るか凶と出るか興味は尽きません。
下葉を除いたハデス君は一見したところシワシワでしおれているわけでもないしけっこうキレイに見えます。

ハデス君の枯れた下葉2枚を取り除きカッターで底面を少し切除してあります。
ハデス君の枯れた下葉2枚を取り除きカッターで底面を少し切除してあります。

水苔の用意はあとで

ハデス君が我が家に到着したのが既に夜だったので水苔の用意は明朝ということにして、とりあえずメネデール希釈水に浸しておくことにしました。
株が小さいのでやりにくいことこの上ないのですが、画像のようにペットボトルを逆さにしてキャップ部分にメネデール希釈水を入れ、そこにハデス君を置いておくという形で一晩養生させておきます。

養生中のハデス君
養生中のハデス君。キャップにメネデール希釈液が入れてあります。
養生中のハデス君を上から見たところ
上から見たところ

夜間はペットボトルをかぶせる

白鯨と同じで、アガベの場合夜間は葉の気孔が開き蒸散が始まるので水分が足りなくなってしおれてしまうのを防ぐためにペットボトルをかぶせておきました。効果があるのかは不明です。

ハデスの湿度を保つためペットボトルをかぶせておきます
ハデス君の湿度を保つためペットボトルをかぶせておきます
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ハデス君は2匹目のどじょうになれるのか?

白鯨は運よく発根してくれましたが、このハデス君もだだをこねずに発根してくれるのでしょうか?白鯨より状態は悪そうなのでハラハラドキドキの発根管理になりそうです。

2匹目のハデス

またまた最後の謎

今回も残ったどうしようもない問題が1つ。

この株本当にハデスなの???

こればかりは販売者を信じるしかありません。半年・1年たって結果がでるでしょう。
あっ、購入したのは「メルカリ」です。傷みがあるとはいえとても安かった。

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2023.12.28 水苔にハデスを植える

白鯨君と同じようにハデス君にも水苔の寝床を用意しました。ハデス君には寝てもらっては困るのだが、白鯨のように発根してくれるようにとのはかない願いを込めての寝床へのお引っ越しとなります。

また水耕のままだと腐りがでるんじゃないかと気になるので白鯨君と同じようにハデス君も水苔での発根管理にしました。

水苔の用意

やることは白鯨君の時と同じです。水苔を熱湯でふやかします。殺菌もできるので一石二鳥ですね。水苔を熱湯でふやかすのはあまり進められないと聞いた事もあるのですが(水苔の良い部分が流れ出てしまうとか…)長く使うわけでもないので知らなかったことにしました。

水苔はチリ産です。最近はニュージーランド産水苔を見かけなくなりました。あっても高価で気軽に買えません。資源の枯渇みたいです。

ふやかした水苔
ふやかした水苔。熱湯で同時に殺菌もできる。

水苔を小さな鉢に入れる

今回はオレンジ色の鉢です。特に意味はありません。こいつに白鯨の時と同じように水苔をつめていきます。水苔はぎゅうぎゅうにつめて使うのがセオリーらしいのですが、今回はふわっと重ねるようにして空気の層ができるように入れていきます。

鉢に入れ込んだ水苔
鉢に入れ込んだ水苔

ハデスを植える

水苔の中心部に穴を空けてハデス君を植えます。根がないので差し込むと言った方が合っているかもしれません。差し込んだらハデス君が倒れないように水苔でおさえるようにします。

水苔に植えたアガベ・チタノタ「ハデス」
水苔に植えたアガベ・チタノタ「ハデス」

こんな感じでハデス君の発根を待つわけですが、ちょっと「大丈夫かな???」と一抹の不安が…。
長丁場になりそうな予感です。

夜間は乾燥しすぎないように白鯨と同じようにペットボトルをかぶせています。
こんな感じ。

ペットボトルをかぶったハデス
乾燥防止にペットボトルをかぶったハデス君
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2023.12.31 今年最後、ハデス君の発根確認

12月27日に始めたアガベ・チタノタ「ハデス」の発根管理もすでに4日が経過しています。
現状のハデス君はと言えば4日程度では外見に変化があるわけも無く水苔の上で静かに鎮座しています。ハデス君は何を考えているのでしょうか?

やはり画像を比べてみても外見的変化はありません。

さて、今日は2023年12月31日の大晦日、本年最後のサプライズとしてハデス君が発根してくれていれば2024年も良い年になる…ような気がしないでもありません。
と言うことで、念のためハデス君を水苔から抜いて確認してみました。
あまり期待はしていなかったのですが、左下に白いものが1本飛び出ています。

おお!ひょっとしてこれは…!!発根しているではありませんか!!!

発根したアガベ・チタノタ「ハデス」
発根したアガベ・チタノタ「ハデス」、左下に根が見えます。

ちょっと該当部分を拡大してみます。

ハデスの発根部分の拡大
ハデスの発根部分の拡大

まだ10ミリ程度で小さくて細い弱々しいですが、確かにこれは「根」ですね。
苦節4日、苦労が報われた瞬間です。

発根を確認したあとそっと水苔に戻しておきました。あと少し今の状態で成長させてから鉢上げになりそうです。

2024年も良い年になりそうな気が…ちょっとしてきました。

皆様良い年をお迎えください。

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2024.1.9 ハデスの鉢上げ

ハデス君の発根管理を始めてから13日経過、発根した根も伸びているだろうということで鉢上げしました。

ハデス君の根は伸びたのか?

12月31日に確認した時は発根はしているものの10ミリ程度の小さな根でした。それから10日あまり経過して根は伸びたのでしょうか。見た目の変化はないのですが…

アガベ・チタノタ「ハデス」

水苔から抜いて確認してみます。

根が成長してる
根が成長してる

順調に根が伸びているようです。さらに2本目の短い5ミリ程度の新たな根も確認できます。
ちょっと気が早いかも知れませんが、現状で鉢上げ敢行します。

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ハデス君を鉢に植え込みます

白鯨の時と比べると少々貧弱な根ではありますが、鉢に植え替えて土耕という環境に変わってもなんとか成長してくれるでしょう。という期待を込めて植え替えです。

鉢は白鯨でも使用した3Dプリンターで作成した寸胴なスリット鉢を使ってみます。直径80mmくらいですのでちょうど良い大きさかと思います。受け皿付きです。

3Dプリンターで作成した自作スリット鉢
3Dプリンターで作成した自作スリット鉢

この鉢にハデス君を植え替えました。

植え替えの終わったアガベ・チタノタ「ハデス」
アガベ・チタノタ「ハデス」

あとは室内育成で温度を保ち多めの水をやりながら様子を見ていくしかありません。白鯨と比べると一回り小さいハデス君、丈夫に育ってくれることを祈ります。

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2024.2.21 鉢上げから1ヶ月半経過したアガベ・チタノタ「ハデス」

ちょっと成長しました。全体的に大きくなって葉も展開し始めています。成長速度は遅めかな。

真上から見てみると成長の度合いが良くわかります。

鉢の直径くらい(約80ミリ)まで大きくなっています。とりあえず元気そうなハデスでした。
育成環境ですが、完全室内育成でLEDパネルライト(20000ルックス程度)12時間照射、水やりは適宜、扇風機にて24時間風を当てています。

続きます。

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