夏型の植物「アデニウム・オベスム」の実生からの成長記録です。
アデニウム・オベスムの種子購入
いつものようにBerry&Pさんで購入しました。今回は楽天のBerry&Pさんです。
アデニウムの種子は意外と値が張って10粒で1,000円〜1,500円位するのですが、購入したのはアデニウム オベスム 25MIX 赤色の花弁25種より、ランダムに10粒を選択したもので、ちょっとお安い10粒660円のもの。
砂漠のバラの別名を持つアデニウムですから「赤ければまぁいいや」程度のノリで購入です。
おまけなのか11粒入っていたのはウレシイですね。
念のためベンレートで消毒
アデニウムの種、見た目が大きくてもやはり種子ですから、発芽までにカビたりしないようにベンレートで消毒(12時間)します。浸けておく時間は適当です。
調べてみても1時間というケースや24時間というケースなど様々です。ただ、あまり長時間浸けていても意味がないので6〜12時間程度が良いのではと個人的には感じています。
鉢と用土
鉢はプレステラ90(新型がでましたね)にいつもの土をいつものように入れて蒔き床としました。
詳細はパキポディウム・恵比寿笑い・ホロンベンセの種まきをごらん下さい。同じ方法で行っています。
2022年9月13日 アデニウムの種を蒔く
パキポディウムと比べて一回り大きなアデニウムの種、見ているだけで力強く発芽してきそうです。
画像は種を蒔いたところです。蒔くといっても土の上に種をのせるといった感じですね。土をかぶせたりはしませんでした。
このまま、大きなタッパウェアに入れて腰水しつつフタをして湿度も確保、様子を見ます。
2022年10月8日 成長が早い
画像を残すのを忘れてしまいましたが、発芽し始めたのは種まき後3日ほど経過してからですね。
発芽率は驚異の100%!。11粒まいて11粒発芽しました。ここのところモンタナなどで全滅が起こっていたので発芽率が100%とはうれしい限りです。
種まき後25日目の姿をごらん下さい。
アデニウムの成長の早さがおわかり頂けるのではないでしょうか。
育成環境ですが、室内(室温22〜30℃)にて植物育成ライト12時間照射、腰水にて育成中です。
いつまで腰水を続けるのか?
これはもう永遠の難問ですね。
これから冬に向かってどんどんと気温も下がり続けていくなか、寒さが苦手なアデニウムですからこのまま室内育成になるのはわかりきっているので、
- このまま腰水を続けるか
- まだ暖かい今のうちに植え替えて腰水を止めるか
どちらにしようか思案中です。
2022.10.20 更に成長中のアデニウム オベスム
2週間ほどで更に成長したアデニウム オベスムです。
幹も太くなり葉のしげり方が著しく増えています。
葉と葉が重なり合って窮屈そうです。
こうなると「今のうちに植え替えかな??」などと考えてしまいます。
植え替えと同時に腰水も止めるとか有りかな??
2022.10.21 アデニウム オベスム植え替え敢行
本日を含めて晴天が3日ほど続くとの予報なのでちょうど良い機会だと植え替えをしてしまいました。
2.5号プラ鉢に1株ずつ植え込んでいきました。合計11鉢でかなりスペースをとりますがアデニウムは窮屈さもなくなりいい感じです。
株によってかなり大きさが違いますが、育ちの良い株は高さが根元から葉先まで8cmほどに成長しています。
種まきから1ヶ月半、その成長の早さには目を見張るものがあります。アガベやパキポディウムとは比べものにならないほど早いです。
鉢は深い方が良い?
アデニウムの根がまっすぐ下に伸びるような感じだったので欲を言えばこのプラ鉢がもう少し深さがあれば使いやすいのですけど。
この鉢よりプレステラの深鉢の方が良かったかもしれないとほんの少し後悔しています。
とりあえずこの状態で冬を越すことになります。もちろん室内で。
2022.12.25 葉が黄色くなってきたアデニウム・オベスム
前回記事から2ヶ月ほど経過しました。
アデニウム・オベスムも順調に成長しているとよいのですが、ちょっと様子がおかしい感じがプンプンするようになってしまいました。
どうなったかというと、上の画像のように葉がだんだんと黄色く変色してきてしまいました。右端の株ようにには枯れかかっているものあります。代表的な3鉢ですが、ほとんどの鉢のアデニウムに同様の現象が起こっています。10月21日の画像ではそのようなことはないんですけどね。
アデニウムの葉が黄色くなる
アデニウムの葉が黄色くなる原因として
- 根腐れ
- 日照不足
- 水切れ
- 低温障害
- 環境の変化
- 病害虫
などがあるようです。
今の生育環境に当てはめて原因を探ってみます。
根腐れ
水のやり過ぎはアデニウムなど乾燥を好む植物にとって根腐れの原因となる事が多いのですが…
そんなに水をやっている感じではない。用土がカラカラに乾いたら水を2〜3センチの深さまで入れた容器にアデニウムの鉢を置いて2〜3秒で取り出す感じ。これでも時間と共にかなり上の方まで濡れるというより湿る感じになってくれます。鉢底から流れ出るほどたっぷりやっている訳ではないので根腐れが起きているとは思えません。
日照不足
日光には当ててないけどLED照明はきちんと当てています。株の先端部分で30,000ルクス程度ですから強くもないが弱くもない程度の光を1日12時間照射しています。日光とは比べようもないかもしれませんが長時間の照射で光量を稼いでいるといったところです。ですので日照不足というのも該当しそうにありません。
水切れ
元々砂漠にの乾燥地帯に生息しているアデニウムですから太い幹にしっかり水をためていることを思うと少々の断水で水切れを起こすとは思えません。水もあげているし。
低温障害
昼間はエアコンで20℃以上を保ってはいますが夜間は暖房を切ってしまうので明け方は15℃を下回っているかもしれません。葉が黄色くなる原因の可能性は捨てきれません。
環境の変化
これは該当しませんね。同じ場所で育成していますので。
病害虫
見た目では虫や病気という感じはしませんので該当しないと思います。
低温障害かなぁ??
よくわからないのですが、変調の原因として当てはまりそうなのは低温障害くらいしかないのですが、24時間エアコンを付けっぱなしというのも電気料金が高騰している昨今ですから避けたいもの。
夜は発泡スチロールの箱にでも入れて温度低下を防いでみようかななどと考えていますが、さてどの程度効果があるのかは不明です。
アデニウムの育て方ポイント
アデニウムの種類
アデニウムは約100種類以上存在し、園芸用に交配され新種改良された品種も多数あります。
アデニウム アラビカム
アラビア半島に自生している品種で、数多くのアデニウムの中でも人気があります。アラビカムは近年タイで品種改良されて以降、広く流通しています。オベスムとは異なり、アラビカムは幹が横に広がって大きくなります。ピンク色の花が咲き、種類によっては葉がくるくる巻く巻葉タイプもあります。
アデニウム オベスム
オベスムはアデニウムの中でも代表的な品種であり、「砂漠のバラ」という名前はオベスムの別名です。赤色や濃いピンク色の花色で、バラのような美しい花を咲かせます。幹の先端から枝を伸ばして、丸くて細長い葉がロゼット状に茂ります。
アデニウム ソコトラナム
イエメン共和国のソコトラ島に自生し、現在では島外への持ち出しは禁止されていることから大変貴重な品種です。一般に流通しているのは、タイで交配された「タイ・ソコトラナム」という品種が多いです。タイ・ソコトラナムは、葉先が尖り葉脈が白くはっきりしているので、観賞用として魅力があります。
アデニウム 育て方
アデニウムを育てるのはそれほど難しいものではありません。
ポイントは、春から秋にかけての生育期は戸外の風通しの良い場所に置き加湿を避け乾燥気味にし、できるだけ日光に当てることです。あと、空気が停滞するのも良くありませんので、できればサーキュレーターなどを利用し空気をの対流を避けることが望ましいです。
アデニウム 水やり
アデニウムは「砂漠のバラ」とも呼ばれるように元々砂漠地帯に生息している植物ですので過湿を嫌います。根腐れしやすいと言われ、乾燥気味に育てるのが基本。過度な水やりは必要ありません。土が完全に乾いたことを確認したらタップリと水をあげます。
アデニウム 冬越し
暖かい地方以外は、冬はアデニウムを室内に取り込み日当たりの良い窓際に置くようにします。
アデニウムは気温が8℃を下回ると落葉し休眠状態に入ります。この期間は塊根部にため込んだ水分と養分で生きながらえるので水やりはほとんど必要ありませんが、根が死んでしまうのを防ぐため完全な断水は避け、週1回の霧吹きと月に1~2回の水やりは行うようにすると良いでしょう。
2023年2月27日 アデニウム・オベスム植え替えました
アデニウム・オベスム達ですがこのところあまり調子が良くないように見えてしょうがありません。
理由をいろいろと考えたのですが、今使っている鉢は小さすぎるのでは無いか疑惑にたどり着きました。
2鉢ほど鉢から抜いてみたところ、下の画像のように本来まっすぐ下に伸びていくはずの主根がL字のようにまがっています。鉢が小さいので下へ伸びたいけど行き止まりになってしまい、仕方なく横に伸びてみました状態でこれではこれ以上成長しがたいですね。
「ふざけんな!もっと余裕のある鉢に植え替えてくれ!!」というアデニウムの叫びが聞こえてきそうです。というわけで、季節はまだ早めですが一回り大きい鉢に植え替えることにしました。
結果だけ表示すると、下の画像のようにしました。この鉢(中央と右)はダイソーで手に入れたものです。
画像左が今まで使用していたプラ鉢、中央が一回り大きなプラ鉢、右が成長に違いが出るか試してみようと使ってみたさらに一回り大きいプラ鉢。
ちょっと停滞気味だったアデニウム・オベスム、これで元気に成長してくれると良いのですが…。
参考サイト
GreenSnap:アデニウム(砂漠のバラ)の育て方|植え替えの方法は?室内で元気に育てるコツ!
mana’s green:アデニウムの育て方
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