せっかく植物育成ライト(電球)を購入したので、こいつを使って高光量で長時間育成するとアガベはどう変化するのか、それともしないのか、長丁場になりそうですがやってみることにします。
パネル型LEDライトの限界
製品にもよるのでしょうが、今まで使用していたLEDの植物育成パネルは、光は強くてもパネルから10センチ離れた場所で20000Lux位しかありません。それに比べると範囲は狭いとは言えLED電球を使うことで50000〜60000Luxを簡単に得られます。この強い光を与え続けるとアガベはどう変化するのか、興味津々です。
対象にしたアガベたち
照明できる範囲が狭いので、とりあえず以下の4鉢を生け贄としてみます。
- 実生のアガベ・オテロイ
- 実生のアガベ・ホリダ
- アガベ・チタノタ白鯨もどき
- アガベ・チタノタハデス
実生のアガベ・オテロイ
オテロイの実生というと遺伝的に安定していないのか実に様々な形のオテロイが出現します。
実験に使用しているオテロイはその中でも「まともかな?」といった株です。
秋になって気温が下がったのが原因なのか急に大きくなり始めた感がある、要するに徒長気味のオテロイです。
実生のアガベ・ホリダ
ホリダは実生でも比較的同じような形がでてくるようです。このホリダはわざと小さい鉢に押し込んで小さく作って見た株となります。これで実生後2年くらいかな。他のホリダはもっと大きくなっています。
アガベ・チタノタ白鯨もどき
子株を購入して育てている白鯨。「もどき」としているのはどうも白鯨とは似ても似つかない草姿になってきたからで、おそらく白鯨ではないだろう疑惑があるからです。とは言ってもアガベはアガベ、この実験に参加してもらいましょう。
アガベ・チタノタ「シーザー」
子株を購入して育てているシーザー。この株は育て方がうまくないのか、イマイチ活力がないというかしっかり感がないというかヒョロッとしているというか、高光量で育てた場合の変化が楽しみな株です。
実験方法
とても簡単で、光量を50000Lux位まで上げて長期間育成するというだけの実験。50000Luxというと真夏の薄曇りの日くらいでしょうか。これ以上だとアガベにライトを近づけすぎることになるので今度は発熱の影響が心配になります。
今までが多くても20000Luxを超えるかというくらいだったので十分な照度でしょう。
実験期間は半年〜1年くらいかかるでしょうか。
育成環境
- 育成場所:完全室内育成
- 室 温:20〜25℃
- 照射時間:12時間(タイマーにて設定)
- 照射光量:50000Lux
- 水やり;適宜
- 扇風機にて風を常に当てる
2024.11.12 BRIMの24W植物育成ライトを追加しました
BRIMの24W植物育成ライトも購入したので、2つ並べて照射範囲を広げました。広げた分、新たに数鉢追加しておいてあります。照射範囲が狭いのは欠点ですが、2つならベルトさすがに明るい感じがしてますね。
どちらも同じような明るさで点灯しているところを見ると、価格やPPFD値の差などは度外視してみると現在のLEDで24W消費だとこの程度の照度が限界なのかもしれません。
今度はBRIMのもうちょっと高価な奴を試してみたくなってます。
たとえばこれ。
ちょっとお高いけどレンズなども取り外して調整できるみたいだし、使い勝手がよさそう。
近いうちに購入してみるかもしれません。
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